7月11日対面レッスン四枚落ち
(上写真)下手の作戦は中飛車!
四枚落ちに振り飛車で来られると、上手は手詰まりとなりいつも困っています。
△45金と無理やり歩の入手(交換)を計りました。
ここは、▲55歩△同歩▲46歩△56金▲55銀の手順でも良かったでしょう。
(上写真)ここから▲44角△同玉▲35銀△同金▲同歩と攻めました。
▲56金が好形で、これでも下手が十分勝てますが、角の効きが強力なので、
角を切る手では▲46歩として以下△同歩▲45歩△同銀▲33角成△同玉▲45金の方が勝ります。
この後、二転三転の泥仕合になり相い入玉に!
(上写真)持将棋成立!
上手は駒落ちの12点(飛と角=10点+香車2枚=2点)があるので、
盤上でも12点確保すれば、24点法において持将棋が成立。
上手玉が入玉してからは、点数狙いで駒を取りに来れば下手が勝ちでした。
しかし相入玉模様の経験が無ければ、ついつい寄せに行ってしまいます。
その結果、駒を渡し引き分けとなることがあります。
珍しい駒落ちの持将棋でしたが、寄せに出るか点数勝ちを目指すかの判断は平手戦でも同じこと。
長く指していればこの一局が活きる時があるでしょう。
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