生徒さんの中で、只今「五枚落ち」と「四枚落ち」で壁にあたっている方がいらっしゃいます。
壁を突破するために、先日購入した棋書の中から、是非読んでいただきたい二冊を紹介します。
生徒さんは上達したいという熱意を充分お持ちです。
将棋には勉強する分野が色々とありますが、ご自分の今の棋力で何が良くて何が悪いのか?
自分はどのような位置にいて何をどの様に勉強すればよいのか?
壁にあたり成果が見えず今取り組んでいることすら正しいのかどうかわからない?
そんな迷路に入ってしまったら読んでいただきたい一冊。
「級位者のための将棋上達法/指導棋士五段飯島篤也さん著」
例えば初段といっても「序盤リード型」や「終盤逆転型」などタイプは様々です。
この本では、タイプ別に上達法をわかりやすく解説してくれています。
迷路から抜け出すヒントが詰まった内容です。
そして、もう一冊は、
「とっておきの速度計算/石川泰さん著」
五枚や四枚落ちの棋力の方に共通する悩みは終盤の上達。
そして終盤の中でも「速度計算」が特に難しいと思います。
逆に言えば「速度計算」を少しずつ理解していけば五枚や四枚落ち突破は見えてきます。
この本では、速度計算の理論をやさしいレベルから順序立ててわかりやすく解説してくれています。
章が進めば有段者の内容ですが、速度計算の概念をまずは知ることで正しい終盤戦の考え方がわかります。じっくりと勉強して理解していただきたい一冊です。